タバコを吸いたくなくなる方法

我慢せずにタバコを吸いたくなくなる方法

 

タバコを吸いたくなくなる方法は、
「タバコを吸う理由をゼロにする」
事が最も効果的です。

 

とっても単純な事ですが、
これが一番重要で難しいです。

 

タバコを吸う理由があるうちは
禁煙はただの我慢でしかありませんが、
タバコを吸う理由がなくなれば、
禁煙はごく自然な事なのです。

 


禁煙が「ごく自然」で「当たり前の事」
であれば、全く苦痛を感じないのです。

 

それどころか、
「もう吸わなくていいんだ」
という解放感にも似た、
とてもプラスな気持ちで
禁煙をスタートする事ができます。

 

逆に、吸う理由があるうちは
禁煙しない方がいいです。
苦しいだけです。


なぜタバコを吸うのか?

 

吸う理由をゼロにしてしまうには、
タバコを吸う理由を考える必要があります。
良く聞くタバコを吸う理由をあげてみましょう。

 

・好きだから
・おいしいから
・ストレス解消になるから
・暇つぶし
・手持無沙汰
・かっこいいから
・大人っぽいから
・コミュニケーションをとる期会になる

 

これらは全て幻想です。
完全に間違っています。
誰かに騙されているのかもしれません。

 

正直言うと、僕自身はこれら全部を
タバコを吸う理由にしていました。

 

これを全部なくしてしまうのです。
一つ一つ、自分が納得できるまで、
時間をかけてでもやる価値がありますので、
ぜひ一緒に考えてみましょう。


タバコが好きだから

 

 

これは完全に思い込みです。
「タバコに洗脳されている」
といってもいいレベルです。

 

体が欲する=好き

 

という公式ができあがっているのかもしれません。

 

いくら好きだといっても、我慢が出来ないほど
好きだというのはおかしいと思いませんか?

 

我慢が出来ないなんて、
好き過ぎて自分がおかしくなっているのか、
それともタバコがおかしな物なのか。

 

答えは明らかに後者です。

 

タバコはおかしな物なのです。

 

あなたはタバコが好きではないです。
好きだという思い込みを
タバコにさせられているのです。
僕自身もそうでした。

 

 

タバコはおいしい

 

 

おいしいものは他にもたくさんあります。

 

なぜタバコにこだわるのでしょうか?
これも好きというのに似ていて、
「タバコに洗脳されている」
と言ってもいいレベルです。

 

子供の頃、タバコを吸っている大人が近くにいると、
「クサイなぁ」と思わなかったですか?
初めてタバコを口にしたとき、
おいしいと思いましたか?

 

本来はクサイ、マズイと感じるのが正常なのです。
おいしいと感じてしまっているのが異常なのです。

 

タバコ以外にもおいしいと思う物がありますよね。
それらは我慢できないほど食べたいと思いますか?

 

いくらおいしい物でも、我慢出来ないほど食べたい
というのはまずありえないと思います。

 

ごくたまに、無性にある物が食べたくなる
という衝動はわかります。
でも、それが毎日続く事は無いですよね。

 

タバコは毎日どころか、数時間や
人によってはたったの数十分経つだけで欲しく
なる事もあるほど、異常なものなのです。

 

口にしたくなる=おいしい
という思い込みをタバコにさせられているのです。

 

タバコはクサくてマズイものです。

 

 

ストレス解消になるから

 

 

タバコはストレス解消ではなくて、
むしろ、ストレスをもたらすものです。

 

飛行機や禁煙のレストランやホテルに滞在すると、
喫煙者はとてもストレスを感じます。
電車やバス等、日々の生活の中でも、
タバコを吸えない状況や環境に出くわすことは
多くあります。

 

そうやって、
タバコを吸えないというストレスをため込んで、
やっとタバコを吸えた時にとても安心感を感じる。
ストレスが無くなったと感じるわけです。

 

タバコを吸って自分でストレスを作り、
そしてタバコを吸う事でストレスが無くなったと、
何ともおめでたい勘違いをしているのです。

 

タバコがストレスを軽減してくれると思ってしまう
勘違いは、タバコを吸えないストレスと一緒に、
別のストレスが存在している時に起こりがちです。

 

その時にタバコを吸ってホッとした感じを、
タバコのおかげで落ち着いたと思ってしまうのです。

 

しかし、これは全くの勘違いです。

 

そのストレスの原因はタバコではないからです。
タバコを吸いたいというストレスは無くなっても、
他の原因で発生したストレスは全く無くなりません。

 

タバコはストレスを軽減するものでは無く、
ストレスをもたらすものだと理解してください。

 

タバコをやめない限りは、
「タバコを吸えないストレス」という、
タバコがもたらすストレスから
解放されることはありません。

 

 

暇つぶし、手持無沙汰

 

 

ここまで来るともう、「ちゃんちゃらおかしい」
と言ってもいいレベルです。

 

暇つぶしにタバコを吸うなんて、どうかしています。
現代に生まれて暇つぶしの選択肢がタバコ
しかないと思っている人なんていないでしょう。

 

とはいえ、
実際に暇つぶしだという人は少なくないし、
僕自身も同じような事を思っていました。

 

手持無沙汰だというのならば、
では逆に、タバコを吸っていない人たちは
みんな手持無沙汰なのでしょうか?

 

そんなことは無いですよね。
むしろ、タバコを吸いたいと思うからこそ、
手持無沙汰だと感じてしまうのです。

 

暇つぶしや手持無沙汰が理由なら、
代用品がいくらでもあります。

 

これはタバコを吸う理由がハッキリないので、
無理矢理理由をつけているというのが本当のところです。

 

 

かっこいい、大人っぽい

 

 

他にもかっこつける方法はいくらでもあります。
むしろ最近ではかっこ悪いと思われる確率
の方が高いかもしれません。

 

タバコを吸わない人の方が良い印象を持たれます。

 

しかし、タバコを吸っている姿が
かっこいいと言う女性がたまにいます。

 

男は単純なので、喜びます。
女性が男性に対してタバコがかっこいい
と言うのは、その人を大切に思うなら
やめてあげて下さい。

 

また、大人になる事を焦らないでください。
嫌でも歳は取るものです。

 

大人になる事よりも、若さを保つ事
の方がはるかに大変な事です。

 

歳を取ってからは、若い時にタバコなんて
吸わなければ良かったと悔やむことになります。

 

タバコに老化を促進させる働きがあると
いうのは今や常識です。

 

タバコはダサいですし、老化を促す毒物です。

 

 

コミュニケーションをとる期会になる

 

 

喫煙所でのコミュニケーションで良い
情報が得られる時があるという人がいます。

 

確かにそれは事実かもしれませんが、
それがそんなに大切なら、タバコを吸わずに
喫煙所にいるという方法だってあるし、
喫煙所以外にもコミュニケーションをとる
場所はいくらでもあります。

 

コミュニケーションを大切にするのだったら、

 

喫煙所という喫煙者だけの集まりだけでなく、
色々な人とコミュニケーションをとれる場を
作る努力をしてみたらいかがでしょうか。

 

たまたまそういう事があったというだけで、
直接的にタバコを吸う理由にはなっていません。

タバコが吸いたくなるたった一つの原因

 

いかがでしたでしょうか?
タバコを吸う理由って本当はないんですよ。

 

でも人間は全く理由がない事をするほど
単純な生き物ではないですから、
やっている事に対して理由をつけたがるんですね。

 

もう自分に嘘をつくのはやめましょう。
タバコを吸う理由はない事を認めましょう。

 

そうすると、こんな風に思えてきませんか?
「理由がないんだったら、もう吸う必要ないよな」
「あれ?もう吸わなくていいって事だよね・・・」
「そうだ、もうタバコを吸わなくてもいいんだ、やったー!」

 

こう思えたらとても良い状態です。
「タバコを我慢しよう」ではなくて、
「もう吸わなくてもいい」と思えたなら、
禁煙に成功したも同然です。

 

では、理由がないのにもかかわらず、
タバコが吸いたくなってしまう
たった一つの原因とはなんでしょうか?

 

それは、「ニコチン」です。


ニコチンを摂取すれば中毒になる

 

もしもタバコにニコチンが入っていなかったら、
誰も買わないし、また吸いたいとも思わないです。

 

ニコチンは麻薬と同じで中毒になるのです。
一度摂取すると、また欲しくなるのです。

 

そういう「もの」ですから、
タバコを吸いたいと思う事と
あなたの意思とは全く関係がないのです。

 

売る側からすれば、
一度摂取させてしまえば
半永久的に商売が成り立つという、
とんでもない代物なのです。

 

もしもあなたが禁煙に失敗した経験があって、
自分の意思の弱さを責めていたとしたら、
それは違います。間違った認識です。

 

悪いのはあなたの意思ではありません。
ニコチンという毒物が全て悪いのです。

 

僕自身、この事に気づくまでは
禁煙に失敗するたびに自分を責めていました。


禁煙外来や薬がある理由

 

なぜ禁煙外来という禁煙専門の診療があったり、
禁煙パッチやニコチンパッチといわれる貼り薬や、
禁煙補助剤のような飲み薬があるのでしょうか?

 

それは、タバコが嗜好品ではないからです。

 

いまだにタバコが嗜好品だという人がいますが、
嗜好品をやめるために病院に行ったり、
薬を処方してもらうなんて変だと思いませんか?

 

嗜好品とは言い換えれば「好きなもの」ですよね。
それをやめたいという事は、
もう「好きではなくなった」という事です。

 

つまり、やめたいと思った時点で、
もう嗜好品とは言えませんよね。

 

でもやめる事ができない。
それは、「好き」ではなくて、
ただの「中毒」なんですね。

 

タバコは一度吸ったらやめられなくなる代物です。
だからやめるためのビジネスも成り立つのです。

 

タバコが嗜好品などという生易しい認識をあなたが
持っているなら、今すぐその認識は捨ててください。


戦争より恐ろしいタバコ

 

喫煙者がニコチン中毒になって、
健康を害している事を知りながら、
タバコを作ったり販売している
人たちは儲けています。
また、国は多くの税金を徴収します。

 

WHOによると、
喫煙が直接的な原因で死亡した死者の数は、
全世界で600万人(年間)だそうです。

 

2030年までには800万人に増えると予測されています。

 

第二次世界大戦では約8500万人が
命を落としたと言われているそうですが、
タバコは今まで起きたどの戦争よりも
人を殺しているのです。

 

戦争よりも恐ろしいもの、
それがタバコなのです。

 

しかし、幸いな事にニコチン中毒は克服できます。


ニコチン中毒を克服する

 

禁煙による離脱症状や禁断症状
というのは、大したことがありません。

 

離脱症状や禁断症状で暴れだす人がいたり、
事件になったという話は聞いたことがないですし、

 

吸う理由がゼロになって、
「もう吸わなくていいんだ、やったー!」
という考えになっている人にとっては、
全然大したことがないのです。

 

僕自身、この少しの我慢を乗り越えれば、
「タバコを吸わない生活が待っている」
というすごくプラスな気持ちが強かったので、
全然苦に感じませんでした。

 

ただし、一定期間の我慢は必要です。

 

その一定期間というのは、
長くて一ヶ月と考えて下さい。

 

人によってはもっと早く
吸いたくなくなる人もいます。


ニコチンが体内から抜けるスピード

 

ニコチンが体内から抜けるスピードは、
人によって違うようです。

 

一時間に一、二本吸うヘビースモーカー
もいれば、一日に一、二本しか吸わない
人だっていますよね。

 

それと同じで、人によっては3日位で
吸いたくなくなる人もいれば、
一ヶ月位かかる人もいるわけです。

 

でも、どんなに長くても一ヶ月以内には
ニコチンは体内から排出されていると
考えて下さい。

 

ですから、一ヶ月我慢できれば
もうニコチン中毒は克服できているのです。
体はもうニコチンを欲していないという事です。

 

一ヶ月我慢して、
それでもまだ吸いたいと思うとすれば、
それはもうニコチン中毒ではありません。

 

タバコを吸う理由があると、
まだ思い込んでいるはずです。

 

ですから、禁煙を始める前に必ず、
タバコを吸う理由はゼロにして下さい。

 

「タバコを吸う理由はない」と、
はっきり自信を持って言えるようにしてから
禁煙を始めないと意味がないんです。

 

吸う理由がないと心から思えたら、
自然とタバコを吸いたくなくなるのです。


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