宅建士登録と取引士証

宅建士登録と取引士証

 

試験に合格した後、宅建士として仕事をするには、

 

登録をし、その後取引士証を交付してもらって、
はじめて仕事ができるようになります。

 

宅建試験合格の有効期限はありませんので、
一度合格すれば永久に消える事はないのですが、
宅建士として仕事をするには、
取引士証の交付を受けなければできないのです。

 

このページでは、登録と取引士証発行について、
一つづつ解説していきます。

 

 

宅建士登録について

 

宅建士登録のポイントとしては、

 

・試験を行った都道府県知事に申請する。
・宅地建物の取引に関し2年以上の実務経験が必要。

 

この2つです。

 

例えば、試験を東京都で受けたのなら、
東京都知事に申請することになります。

 

登録には37,000円の費用が掛かります。

 

登録に必要な書類や申請方法につきましては、
各都道府県によって若干異なるようですので、
このページで詳細は書きませんが、

 

「○○(都道府県名) 宅建登録」
のキーワードでウェブ検索すると出てきます。

 

登録実務講習

 


↑登録実務講習のテキスト一式。

 

2年以上の実務経験がない方は、
代わりに登録実務講習を修了する事で、
宅建士登録をする事ができます。

 

僕は日建学院で登録実務講習を受けました。

 

登録実務講習は様々な資格スクールで
受講する事ができ、費用はどこも20,000円位です。

 

内容としては、テキストやDVDで自宅学習をし、
スクールに何度か通って座学を受けます。

 

そして、最後に試験に合格すれば修了です。
試験は正直とっても簡単でしたので、
普通に勉強していれば、間違いなく合格します。

 

講習は面白いです

 

 

この登録実務講習ですが、
2年以上の実務経験がない人は、
受けることを断然オススメします。

 

なぜかと言うと、宅建試験の勉強より、
はるかに面白いからです。

 

講習の名前の通り、実務的な内容ばかりなので、
役に立つもの、使えるものが多いわけです。

 

きっと宅建試験を受けた方は、
不動産に興味があって試験を受けた
という方がほとんどかと思いますので、
楽しく学べると思いますよ。^^

 

宅建士として仕事をする予定がない人も、
登録実務講習を受け、
登録を済ませておくことをオススメします。

 

いつか宅建士として仕事をしたくなった時に、
あとは法定講習を受ければ取引士証が交付されるので、
登録を済ませていない場合に比べてスムーズだからです。

 

※法定講習は、宅建試験合格から1年を過ぎて
 取引士証の交付申請をする場合に受講義務があります。

 

登録を済ませると、登録ナンバーを貰えます。
「○○(都道府県名)第1234号」
といった感じです。

 

 

取引士証を交付してもらう

 


↑僕の取引士証

 

取引士証の交付は、実際に宅建士として
仕事をするのが決まってからでも良いと思います。

 

なぜなら、取引士証の有効期限は5年だからです。

 

取引士証の申請費用が4,500円、
法定講習の受講費用が12,000円掛かりますので、

 

取引士証を持っているだけで5年に一度、
16,500円の維持費が発生するわけです。
※法定講習は更新の都度受けます。

 

取引士証交付申請についても、
各都道府県で若干の違いがあるようなので、
「都道府県名 取引士証交付」
のキーワードで検索&確認してくださいね。

 

維持費が発生しても取引士証が欲しい
という方は、ぜひぜひ交付してもらって下さい。

 

取引士証を交付してもらってはじめて、
宅建士として名乗る事ができるので、
名刺等に堂々と記載できますよ。

 

それから、いざ宅建士として仕事をしようと、
取引士証の交付申請をする時ですが、

 

法定講習の日程というのが決まっていますし、
取引士証の申請から交付までに、
1週間〜10日程かかる場合もあるようです。

 

※法定講習の日程は、
 「都道府県名 宅建 法定講習」
 でウェブ検索すると出てきます。

 

取引士証が欲しくなった時にすぐに手に入るわけではない
ので注意して下さいね。


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