宅建独学勉強法 完全版

【STEP1】 テキストを読み込む

僕の使ったテキストは、553ページ、
プラス問題集が167ページで、
合計720ページありました。

 

>>僕が使った学習ツールはコチラ

 

最初からたくさん読もうとすると
嫌になる可能性があるので、
僕は一日一時間を目安に、
10ページづつ読み進めました。

 

週5日、1日10ページづつ
読み進めると、14週間と2日で
読み終える計算になります。

 

もし、どうしても読めない日が
何日かあったとしても4ヶ月あれば
読み終えられる計算になります。

 

STEP1の目標は、

 

・テキストを一日一時間を目安に、 (時間)

 

・10ページづつ読み進める。 (量)

 

・週休二日(週5日)で読む。 (ペース)

 

・4ヶ月以内には読み終える。 (期限)

 

という事を目標にしました。

 

ポイントは、
「確実に達成できる目標値を設定する事」
です。

 

この目標値なら、勉強が得意ではない
僕でも達成可能な目標値でした。

 

目標設定の仕方

 

 

勉強方法からは少し外れますが、
目標設定をする時には、

 

・学習時間
・学習する量
・学習のペース
・期限の設定

 

この4つを意識して設定すると良いです。

 

時間や量、ペースにに無理があると、
目標通り学習をすすめられないばかりか、
勉強が嫌になる可能性もあります。

 

もし、その日やるべきことを
その日にできなかった場合は、
時間、量、ペースのどれかに
無理があるはずですので、
目標をもう一度見直し、確実に出来る
目標値に設定し直す必要があります。

 

そして、「〇月〇日までに終わらせる」
という期限を設定すると、
期限までに終わらせるためには
計画通りやらなければ絶対に終わらない
ので、「絶対にやらなきゃ」という
気持ちになるのでオススメです。

 

確実に出来そうな目標値を
設定したにも関わらず、
自分の怠け心でやらない
というのはまた話が違います。
そんな時はやる気の出る言葉を
口に出して言ってみるといいです。

 

僕のやる気の出る言葉は、
>>こちらのページでご紹介しています。

 

テキストを読むときのコツ

 

 

そして、テキストを読むときには、
重要な所に黄色いクレヨンで
ラインを引いたり、覚えるべきワードは
赤いペンで四角く囲ったりします。

 

これは、次のステップで役立つので、
必ずやっておいて下さい。

 

こんな感じでラインを引いたりしました。↓

 

STEP1は以上になります。

 

いくらしっかりとテキストを読んでも、
一度読んだだけでは
過去問に挑戦できるほどの知識を
身につけられる人はいないと思います。
繰り返し読むことで確実に知識を
身につけることができますので、
次のステップでもう一度読み返します。


【STEP2】 テキストの暗記カードを作る

 

STEP2に入る前におすすめしたい事があります。
それは、各STEPが終わった時点で、
その都度自分を褒めてあげることです。

 

甘いと思う人もいるかもしれませんが、
明確な動機やご褒美が無いと
なかなか続けられないものです。

 

僕の友人も言っていましたが、
会社で資格を取れと言われて
渋々勉強する人などは特に、
やらされている感が強く、
モチベーションが維持できない
との事でした。

 

何かご褒美においしいものを食べたり、
欲しかった物を買ったりすると、
「頑張ったらいいことがある」
と脳は無意識に判断するそうです。

 

ポイントはSTEP1が終わった
直後にご褒美をあげることです。

 

脳は直前に起こった事を原因と
判断するように出来ているので、
「ご褒美があるのは勉強を頑張ったから」
と脳が判断するわけです。

 

この性質を上手く利用しましょう。

 

STEP2が終わった時のご褒美も、
今のうちに考えておくといいかもしれませんね。^^

 

暗記カード作成方法

 

 

作成方法はいたってシンプルで、

 

読み終えたテキストをまた最初から読み直すのと
同時に、大事だと思う箇所を一問一答形式で
カードの表と裏に記入していきます。

 

 

表面には覚えたい内容の問題を書き、
裏面には答えを書くという形式です。

 

STEP1の時に同時に暗記カード作成を
しない理由はもうお分かりですよね。
もう一度最初から読むというのが大切なのです。

 

もう一度読むことでより理解が深まるし、
STEP1で同時に暗記カード作成をやると、
作業が多すぎて嫌になる可能性もあります。

 

必ずSTEP1とSTEP2は別々に行なって下さい。

 

STEP1で大事な箇所にはラインを引いたり、
赤い枠で囲ったりしているので、
STEP2も同じくらいのスピードで、
暗記カードを作っていけるはずです。

 

この頃には、毎日勉強をするのが
習慣になっているはずなので、
一日一時間の勉強が、
苦では無くなっていると思われます。

 

集中力も上がっているはずなので、
難なくこなすことが出来るはずです。

 

ですから、STEP2もSTEP1と同じ期間で
(4ヶ月以内)終わらせる事を目標にしましょう。

 

暗記カードは隙間時間で読む

 

 

暗記カードは一冊作成するごとに、
その暗記カードをカバンやポケットの中など、
常に持ち歩き、いつでも見られるようにします。

 

暗記カードは日々の隙間時間に使用します。

 

休憩時間や、ご飯を食べている時、
トイレに行くとき等、本当にちょっとした隙間に
暗記カードを読むのです。

 

暗記カードを読むのにわざわざまとまった時間
を取る必要はありません。

 

あくまで隙間時間で読むようにしてください。

 

まとまった時間を新たに作るのは難しいですし、
嫌になってしまう可能性があるからです。
隙間時間で読むだけでも、
一日一冊くらいは読むことが出来ると思います。

 

STEP2の目標は、

 

・1日1時間を目安に、
 (時間)

 

・テキスト10ページ分の暗記カード作成を、
 (量)

 

・週休2日(週5日)行なう。
 (ペース)

 

・4ヶ月以内にテキスト一冊分を作成する。
 (期限)

 

・作ったカードは持ち歩き、隙間時間で読む。

 

・暗記カードは、一日一冊を目標に読む。

 

僕の場合、テキスト1冊分は、カード7冊で収まりました。

 

STEP2の解説は以上です。
終わったらまた自分を褒めてあげて下さいね。^^


【STEP3】 過去問を解く

「過去問を解く」という勉強は非常に重要です。

 

過去問を時間内に解けるようにならなければ、
試験に合格することは不可能だと思っていいです。

 

試験の時間は120分です。
試験当日までに、必ず120分以内に過去問を
解けるレベルになっていないといけません。

 

また、時間内に終わらせるのはもちろん、
合格点以上の点数を取れるレベルに
なっていないといけません。

 

合格点はその年によって異なりますが、
だいたい35点前後です。
※過去問集で確認できます。

 

過去問を解くのは労力がかかるので、
週に1回しかやりません。
そして、過去問を解く時は必ず、

 

試験本番と同じようにやる事が大事です。

 

時計を用意して、マークシートを用意して、
筆記用具も試験に使うものと同じものを
用意します。

 

筆記用具は、私は鉛筆2本(1本は予備)と、
消しゴム1個だけ机に置いて試験に挑みました。

 

試験は120分なので、今までのステップは1時間の
勉強時間だったのが、倍の時間になるわけです。

 

勉強嫌いで集中力が長く続かない人は
少し大変に感じるかもしれませんが、
そこは週に1回しかやらないと決めて、
無理なく達成できるようにしましょう。

 

僕の使った過去問集は10年分ありました。
もちろん10年以上やってもいいですが、
試験までに余力があったらやる
という程度でいいと思います。

 

STEP3の期限は、
余裕をもって3ヶ月以内としました。

 

STEP3の目標は、

 

・120分以内に、 (時間)

 

・過去問一年分を、 (量)

 

・週一回解く。 (ペース)

 

・3か月以内に10年分の過去問を解く。 (期限)

 

・過去問を解くときは、試験本番と同じように行なう。

 

ちなみに、僕が使った過去問集は、
問題が年度ごとに取り外せて、
マークシートもついていました↓

 

年度ごとに取り外せるのはとっても便利です。
本番とほぼ同じ状態で過去問に挑めます。

 

マークシートはこの状態だと使いづらいので、
コピーして使う事をオススメします。

 

できなくても落ち込まないで

 

 

ちなみに、初めてやる過去問は
全く時間内に終わらないと思います。^^;

 

しかし、3、4回目位になると時間内に
終われるようになってくるはずです。

 

問題を早く確実に理解し、
答えを導き出せるようになるための
訓練が「過去問を解く」という作業です。

 

はじめは全然ダメだと思いますが、
繰り返し行なう事で必ず時間内に
終わらせる事ができるようになりますので、
めげずに過去問を解いていきましょう。

 

はじめから時間内に終わる事ができ、
なおかつ良い点数を取れる人は、
試験に慣れている人や
勉強のできる人です。

 

はじめの数回は出来なくて当たり前
だという事を覚えておいてください。
出来なくても全く落ち込む必要はありません。


【STEP4】 過去問の暗記カード作成

 

過去問を解いた日は、すぐに答え合わせだけして、
その日はそれで終了にします。

 

そして、次の過去問を解く日までに、
過去問集にある解説を読みながら、
間違えた箇所を暗記カードに記入していきます。

 

次は間違えないように、確実に覚えるためです。

 

テキストに載っていない知識が
過去問では出たりするので、
新しい知識の蓄積にもなります。

 

暗記カード作成にかける時間は、
1日1時間程度で十分だと思います。

 

問題は50問なので、3日か4日あれば
終わらせられると思います。

 

例えば、月曜日に過去問を解いたとして、
火曜日〜金曜日までに暗記カード作成を
終わらせられれば、週休二日のペースは
維持したまま学習を続けられます。

 

もっと早く暗記カード作成が終われば
休みの日が増えるので、今までより少し楽に
なるかもしれません。

 

ただ、隙間時間で暗記カードを読む作業は
常に続けていて下さいね。

 

 

STEP4の目標は、

 

・1日1時間を目安に、
 (時間)

 

・間違えた問題の暗記カードを作成する。
 (量)

 

・週3〜4日、次の過去問を解く日までに行なう。
 (ペース)

 

・3か月以内に過去問10年分の暗記カードを作る。
 (期限)

 

・作った暗記カードは常に持ち歩き、隙間時間で読む。

 

書く量はどんどん減っていく

 

 

ここで朗報があります!
過去問を解いていくにつれて
確実に知識は蓄積されていくので、

 

暗記カードに書く量はどんどん少なくなり、
労力がかからなくなってきます。

 

僕自身も、過去問を解けば解くほど、
暗記カードの量は少なくなっていきました。

 

過去問の暗記カードは、5〜7冊作りました。
※平成16年と17年の分が見当たらないため。
 スミマセン^^;

 

 

余った時間は基本的に作成した
暗記カードを読み込んで、
頭に叩き込んでください。

 

もしもさらに余裕があれば、
模試のスケジュールをチェックして、
できるのであれば模試を受けてもいいですね。

 

また、予定を繰り上げて、
週に2回過去問を行ない、
予定より早く終わらせてもいいです。
その分を次のステップに充ててもいいわけです。

 

この過去問の暗記カードも、
テキストの暗記カードと同じく、
カバンやポケット等に入れて
常に持ち歩き、隙間時間で
一日一冊以上は読むようにしましょう。

 

STEP3とSTEP4の作業は
同時進行で行う形になります。


【STEP5】 模擬試験を受ける

 

いよいよ最後のステップです!
合格までの道のりもあとわずかです。
試験に合格した時のご褒美を
考えておくとさらにやる気が出ますよ。^^

 

STEP4まで目標通りに終わらせる事が
できていれば、すでに11ヶ月が経過
している事になります。

 

試験本番まで残り1ヶ月です。

 

この残りの1ヶ月は、
これまでに作成した暗記カードを
ひたすら読むことが主な勉強になります。

 

また、各資格スクールの
無料会員登録や資料請求をすると、
無料で法改正の情報をもらえたり、
問題集をくれたりするので、
そういった情報をチェックしたり、
貰った問題集を解いてみるのも良いです。

 

ただ、この問題集はなくても大丈夫です。

 

もし資料請求でこのようなものを
貰ったりしたら、暗記カードと同じく
隙間時間で読むといいです。
わざわざまとまった時間を取る
必要はないと思います。

 

STEP5での一番重要な勉強は、
資格スクールが行っている模試に
チャレンジする事です。

 

どこの資格スクールでも良いと思いますが、
僕はLECという資格スクールの
「ファイナル模試」というものを受けました。

 

受けたといっても、自宅で行ないました。

 

資格スクールの教室で、本番さながらに
行う事も出来るようですので、
事前に各資格スクールの模試情報を
チェックしておく事をオススメします。

 

僕は情報をチェックしていなかったために、
ファイナル模試しか受けられなかったのです。
^^;

 

教室で行う模試は予約が必要で、
日時も決まっていますので、
予約が間に合わなかったんですね・・・

 

早めにチェックしてスケジュールに入れて
おいた方が時間的に余裕がありますし、
受けられる模試の選択肢が増えるのでオススメです。

 

プロ講師の指導を受けられる唯一の期会

 

 

僕が受けたLECという資格スクールの模試は、
講師の動画解説付きで、
その解説にすごく勇気づけられた事を
今でも強く記憶しています。

 

というのも、僕は模試の点数が
たったの29点だったのです。(T_T)

 

本番の試験では、35点前後が
合格ラインなので、答え合わせをして
相当落ち込んだのを覚えています。

 

11ヶ月頑張ってきたのに、
これが自分の実力かと思うと泣けてきました。

 

しかし、講師の動画解説を視聴すると、
励ましの言葉が沢山出てきたのです。

 

ただ問題の解説をするだけだと思っていたのですが、
「何点〜何点の人は残りの時間はこうしなさい。」とか、
「点数が低くても落ち込む必要は無い、まだ時間はある。」
といった励ましの言葉が、落ち込んだ私の心に
グッとくるものがありました。

 

独学で勉強していると、
完全に自分との戦いになります。

 

誰も教えてくれないし、注意してくれる人や、
背中を押してくれる人もいません。

 

模試を受けることが唯一、
指導を受けられる期会なのです。
動画の解説とはいえ、プロ講師の
教えはかなり有意義なものになります。

 

ちなみに、
模試はあえて難しく作ってあるように思います。
簡単に高得点を取れてしまったら、
自惚れて学習を怠る可能性がありますよね。

 

模試は本試験を受ける前に、
最低一回は受けておいた方がいいです。

 

STEP5の目標は、

 

・本試験と同じ120分以内で、 (時間)

 

・各資格スクールが行っている模試を1回以上受ける。 (量)

 

・本試験の一ヶ月〜三ヶ月前位の間に受ける。 (ペース)

 

・本試験の前週位までには受ける。 (期限)

 

・模試はしっかりとした解説が受けられるものを選ぶ。

 

・模試のスケジュールは事前にチェックしておき、計画的に受ける。

 

これで宅建試験合格のための
勉強方法は以上になります。

 

結構なボリュームになってしまったので、
この5ステップを簡略化したページも作成しました。
>>良かったらこちらもご覧ください。

 

ちなみに、僕は自己採点が40点で、
その年の合格点は36点でした。

 

試験直後に各スクールが解答速報を
行なっていますので、すぐに試験結果を
確認する事ができます。


短期間で勉強する場合の注意事項

 

学習期間が一年間あれば、
かなり余裕をもって学習できますよね。^^

 

勉強する事がそんなに苦ではない人や、
勉強する時間をもっとたくさん作れる
人であれば、もっと短期間でこのステップを
終わらせることができます。

 

実際に、6ヶ月とか3ヶ月の学習期間で、
試験に合格したという話はよく耳にしますし、
資格スクールで3ヶ月コースがあったりします。

 

ただし、学習の量は同じ位しているはずです。

 

期間を短縮するという事は、
その分毎日沢山勉強しなければいけません。
そこは勘違いしないようにしましょう。

 

つまり、「学習期間が短い=楽」だという事ではないです。

 

むしろ、学習期間が短い分大変になると思います。

 

そこを理解さえしていれば、もっと短い期間で
集中して勉強するというのはありだと思います。

 

短期間で合格したい人は、
僕の勉強方法を参考に、
試験の日から逆算してみて下さい。

 

例えば、
1日2時間勉強できる人なら、
STEP1と2は4ヶ月で終わらせられます。

 

過去問を週に2回できる人なら、STEP3と4は、
2ヶ月かからずに終わらせられるはずです。

 

週休二日でなくても良いという人なら、
さらに短縮できるでしょう。

 

大切なのは、確実に出来る目標値を設定するという事です。
完璧な計画を立てても、実行出来ないような計画では、
全く意味が無いからです。

 

人生には予測できないことが多くあります。

 

風邪等の体調不良や急に外せない用事が
出来ることもあると思いますし、
旅行などの娯楽だって必要でしょう。

 

ですから、余裕のある計画を立てることが大切です。

 

僕にぴったりの勉強時間は一年間でしたが、
あなたに一番合っている学習期間をぜひ一度
計算して頂きたいと思います。

 

そして、各ステップが終わるたびにご褒美をあげましょう。
すると、計画通りに進められるかと思います。

 

確実に出来る計画を立て、5つのステップを
試験までに終わらせることができれば、

 

絶対に合格できます。

 

それは僕自信が証明しています。

 

「絶対に合格する。」
「自分なら絶対に合格できる。」

 

と強く信じることも大切です。

 

叶うという漢字は口に十と書きます。
「絶対に合格する。」
と、ぜひ十回は口に出して言ってみて下さい。

 

あなたの宅建試験合格を、心から祈っています。^^

 

応援してます!!!

 

 

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